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ゲームについてのあんな事やこんな事

MHW:IBの救難アルバトリオンが魔境すぎる件

3キャラ目もIBの任務クエストを終了し、残りのフリークエストや特別任務クエストなどは野良救難で進めているのですが、その中でも特にアルバトリオン討伐クエストが魔境中の魔境と化しているというお話。
エスト成功率が物凄く低いのです。

併せてこちらのエントリーもご覧ください
qua-erere.hatenablog.com

どのようなクエストなのか

以前少しだけ別のエントリーでも書きましたが、このアルバトリオンを討伐するクエストは他の一般的な狩猟クエストと異なり、

  1. HPが0になりBCに戻されるまで武器の変更やアイテムの補充が不可能
  2. 属性武器でアルバトリオンと相反する属性ダメージを与える必要がある
  3. 一定時間以内に規定の属性ダメージを与えなかった場合は全員ほぼ即死
  4. 一定時間以内に頭部を破壊出来ない場合、アルバトリオンの属性が真逆に変化し次の一定時間以内までに討伐出来ない場合は全員ほぼ即死

という特殊なルールがあります。
 
通常は3回目のダウンでクエストが失敗、猫飯で保険が発動していたとしても4回目のダウンでクエスト失敗となるので救難4人が参加しているゲームでは事実上「1回目の即死(クエスト開始から約6分~8分)までに規定の属性ダメージを与えられない場合は即死技で同時4乙が発生し問答無用でクエスト失敗」となります。

それに加えて、アルバトリオンと相反する属性武器で参加し頭部破壊を行えなかった場合はアルバトリオンの属性が反転した後に属性ダメージを一切蓄積できなくなってしまい、2回目の即死までに討伐できずにクエスト失敗になってしまうパターンも多いです。

魔境化する理由

救難野良マルチでクエストが失敗するケースでは、まずこの「規定の属性ダメージを与える」という部分が乗り越えられません。

というのも、属性ダメージを与える必要がある前提のクエストにもかかわらず「爆破・麻痺・毒・無属性」の武器で参加してくるプレイヤー(主に海外プレイヤー)が多く、根本的なクエストの趣旨を理解していないということが挙げられます。

次いで、アルバトリオン本体が龍属性になっている時以外ほぼ属性ダメージが入らない「龍属性」の武器で参加するプレイヤーも相当数存在しており、何度も言いますが「属性ダメージを蓄積する必要がある前提のクエスト」ということを理解していないプレイヤーが多いということが、このクエストを高難度たらしめています。

更にこのクエストがMR24で解禁という「任務クエストをクリア直後あたりから挑戦できてしまうクエスト」なので多くの低MRプレイヤーは防具の強化も武器カスタムも無しで挑む状況が作られてしまっているということも大きな要因の1つです。

極端に言うと「採取や納品クエストでモンスターを討伐」しようと躍起になっているような、クエストクリアに何が必要なのかを理解していないレベルのプレイヤーが多いということに他なりません。
 
また、このクエストはソロとマルチでは全く逆の攻略方法があり、マルチの場合は「1回目の即死(クエスト開始から約6分~8分)までに規定の属性ダメージを与えられない場合は即死技で同時4乙が発生し問答無用でクエスト失敗」を回避するために属性ダメージが必須となりますが、これがソロの場合即死がきても死ぬのは自分1人なので「無属性の武器でも自分が合計3乙するまでにアルバトリオンのHPを削り切って討伐すればクリアは可能」という通称「体力受け」が成立してしまうのです。

この攻略法が存在するゆえに、ソロの場合はBC送りを許容できるのであればマルチとは比べ物にならないくらい難易度が下がるクエストになってしまいソロ討伐の成功体験をそのままマルチに持ってきてしまうプレイヤーも数多く存在します。
 
先に挙げた内容を箇条書きします。

  • MR的に十分な操作技量や武器防具が揃っていないプレイヤーが多い
  • 属性ダメージを蓄積させる意識のないプレイヤーが多い
  • 4人参加のマルチでは属性ダメージの蓄積に失敗すると6分~8分で4乙が発生し確実にクエストを失敗するという考えのないプレイヤーが多い
  • 頭部破壊で属性維持させるという意識のないプレイヤーが多い
  • 龍属性やられ状態となっている間は武器の属性ダメージがモンスターに入らない状態になっていることを理解していないプレイヤーが多い
  • ソロとマルチを混同するプレイヤーが多い

攻略するためには

アルバトリオンの初期属性はクエストによって固定されているので、このクエストの討伐セオリーとしては、

  1. 物理火力よりも属性ダメージの高い武器・スキル構成を意識する
  2. 耐属を発動させる、または龍耐性を20以上にする
  3. アルバトリオンの初期属性が火の場合は氷属性の属性値の高い武器を装備する
  4. アルバトリオンの初期属性が氷の場合は火属性の属性値の高い武器を装備する
  5. アルバトリオンの属性が龍属性に変わるまでは属性ダメージが一番通りやすい前脚を優先的に傷付け・攻撃する
  6. アルバトリオンの属性が龍属性に変わってからは属性を固定するために頭部を優先的に傷付け・攻撃し破壊する
  7. 可能な限り非怒り状態時に飛ばせ転身を使い確実に床に落とす(当たるかどうか怪しい側面の壁ドンは狙わない)
  8. アルバトリオンから大きく距離をあけるような場所に移動しない(MAP内を大きく移動させるとダメージを与えづらい)

このようなになります。
 
推奨する装備やスキル、プレイなど

  • 属性攻撃強化
  • 属性やられ耐性 (Lv3で全ての属性やられを無効)
  • 龍耐性(20以上で龍属性やられ無効)
  • 頭部破壊用の部位破壊スキル構成
  • 転身または不動の装衣(アルバトリオンが飛んだときの床ドン用)
  • 回復の円筒(エスカトンジャッジメント時の回復補助)

 
推奨しない装備やスキル、プレイなど

  • 弱点属性以外の武器(後述)
  • 属性与ダメージが低いスキル構成
  • 剣士とガンナーの混成PT(モンスターの長距離移動が増えるため)
  • 乗り(乗りと乗り値蓄積モーションでの攻撃全般)
  • 与ダメージの蓄積に貢献できないヒーラー要員
  • モンスターと大きく距離をあける行為全般

知っておくべきこと

属性の抑制は1段階でいい

アルバトリオンの属性を1段階でも抑制(抑制した時点でアルバトリオンが大ダウンし受付嬢から「抑制順調です」というワイプが入る)していれば、ハンターがHP200で回復の円筒の中に居る事でエスカトンジャッジメントのダメージのみでHPが0になることはありません。(粉塵やアステラジャーキーすら不要)

エスカトンジャッジメント時にアルバトリオンから離れる必要はない

離れてもダメージは変わりません。
アルバトリオンエスカトンジャッジメントの態勢に入ったらすぐにアルバトリオンの付近で回復の円筒を置き、エスカトンジャッジメント終了後にアルバトリオンが着地した瞬間から攻撃していれば回復カスタム付きの武器であればそれでだけでほぼ体力を全快出来ます。
武器を研ぐ時間としても利用出来ます。

属性ダメージが一番多く蓄積出来るのは前脚

末尾の属性表を見るとわかるのですが、属性ダメージを一番多く蓄積出来るのは前脚で、次いで後ろ足と翼になっています。
属性の抑制が1段階も進んでいないのであれば、前脚以外を叩く理由がありません。

大まかに、

  1. 最初に対峙してから3分間は初期属性
  2. その後龍属性ノヴァを経て3分間が龍属性

となるので、初期属性時は特に抑制に自信が無い場合はとにかく前脚以外を狙わないよう心がけましょう。

優先順位としては、

  • 剣士  :前脚 > 後脚 > 頭首 > 尻尾 > 胴体
  • ガンナー:前脚 > 両翼 > 後脚 > 頭首 > 尻尾 > 胴体

このようになります。

龍属性になっていないと頭部の部位破壊が出来ない

アルバトリオンがその場で爆発するようなモーション(龍属性ノヴァ)を出し属性が龍属性になるまで頭部に対して部位破壊ダメージを蓄積することが出来ません。
よって、頭部を叩き始めるのは(属性の抑制に関与できない場合以外は)アルバトリオンが龍属性に切り替わった後に行う行為です。

言うまでもないですが、アルバトリオンが龍属性になった後も抑制が出来ていない場合は、

  • 前脚 > 頭部

この優先度は絶対に変わりません
(仮に頭部破壊が出来なかった場合でも抑制さえされていれば次の6分間で討伐の可能性がある為)

回復の必要性を見極める

死ぬまでBCに戻れないクエストなので回復を大盤振る舞いでばら撒くことは出来ません。

アルバトリオンの、
 頭突き(しりもち)⇒ 体当たり
 被弾(ダウン)⇒ 滑空追い打ち
のような、モンスターのセットプレイで味方のHPが無くなりそうな場合に先を見越して粉塵を使用しましょう。

当たるかどうかわからない壁ドンを避ける

前述したようにアルバトリオン戦は実質時間制限のあるクエストなので可能な限り味方全員がダメージを出力できる環境をキープする必要があります。
確実に当てられる位置の壁ドンなら良いとは思いますが、当たるかどうか怪しい位置からの壁ドンを失敗するよりも、アルバトリオンが飛行したときの床ドンの為に非怒り状態をキープすることを推奨します。
非怒り状態でアルバトリオンが飛行した場合、転身か不動を装備することでほぼ確実にダウンを奪えます。

弾け結晶・閃光などを使わない

それぞれのハンターはモンスターの行動を見て次の動作を思考しながら行動していますが、それが予期せぬモーションの中断によって遮られると攻めも守りも判断が難しい状態になってしまいます。(逆に言うとモンスターを見て攻めと守りの判断が行えないプレイヤーがこの行為を行う)

これは閃光を投げるのも同様で、特にアルバトリオンの場合は空中で非怒り状態の時にしか閃光で落とすことが出来ないので閃光を投げることは床ドンを妨げる無意味な動作にしかなり得ません。

このクエスト以外でもそうですが、モンスターの行動を中断させるスリンガーの使用は特別な理由が無い限り基本的に行うべきではありません。

まとめ

現状、このアルバトリオンを討伐するクエストはプレイヤーの技量以前に「中の人の思考能力が問われる」ようなクエストになっています。

驚くべきことですが、MR999やそれに迫るくらい相当にやり込んでいるような人でも属性ダメージがほぼ入らない武器で参加しているのを野良マルチの検索や配信サイトなどで何度も目の当たりにしてきました。
(何となくプレイするだけでも特にIBからはすぐにMRが上がってしまうので元からMRの数字はあまりプレイの参考にもなりませんが…)

個人的に「エンジョイ勢」を自称しゲームを楽しむのは良いと思いますが、それをお題目に脳死プレイするの(特に他人のゲームに参加する行為)は恥ずべきことだと思っているので、常に最適を摸索するようなゲーマーであり続けたいです。

おまけ

アルバトリオンのステータス

 宵闇の煌黒星/宵の恒星/明けの死星
  参加人数1 体力:52,500
  参加人数2 体力:79,150
  参加人数3 体力:118,150
  参加人数4 体力:118,150
 暁の凱還
  参加人数1 体力:10,250
  参加人数2 体力:15,450
  参加人数3 体力:23,050
  参加人数4 体力:23,050
 
【表の見方】
※毒・麻痺・爆破については属性ダメージではなく状態異常となり蓄積値はありません。
※無属性武器についてはその名の通り属性ダメージが無いので蓄積値はありません。
 

部位\属性  火   水   雷   氷   龍 
頭 (火属性 0 10 3 14 1
首 (火属性 0 10 3 14 1
体 (火属性 0 5 1 7 0
翼 (火属性 0 13 4 18 1
前脚(火属性 0 16 5 22 2
後足(火属性 0 13 4 18 1
尻尾(火属性 0 8 2 11 1

アルバトリオン火属性の場合
 ⇒火属性武器の蓄積値は全部位で0となっており有効ではないことがわかります。
 ⇒龍属性武器の蓄積値は全部位で0~2となっておりあまり有効ではないことがわかります。
 ⇒ざっくり言うと、頭を攻撃したとき氷属性武器は龍属性武器の14倍の蓄積値があります。
 

部位\属性  火   水   雷   氷   龍 
頭 (氷属性 14 3 10 0 1
首 (氷属性 14 3 10 0 1
体 (氷属性 7 1 5 0 0
翼 (氷属性 18 4 13 0 1
前脚(氷属性 22 5 16 0 2
後足(氷属性 18 4 13 0 1
尻尾(氷属性 11 2 8 0 1

アルバトリオン氷属性の場合
 ⇒氷属性武器の蓄積値は全部位で0となっており有効ではないことがわかります。
 ⇒龍属性武器の蓄積値は全部位で0~2となっておりあまり有効ではないことがわかります。
 ⇒ざっくり言うと、後足を攻撃したとき火属性武器は龍属性武器の18倍の蓄積値があります。
 

部位\属性  火   水   雷   氷   龍 
頭 (龍属性 6 5 5 6 9
首 (龍属性 6 5 5 6 9
体 (龍属性 3 2 2 3 4
翼 (龍属性 8 6 6 8 11
前脚(龍属性 10 8 8 10 14
後足(龍属性 8 6 6 8 11
尻尾(龍属性 5 4 4 5 7

アルバトリオン龍属性の場合
 ⇒龍属性武器の蓄積値が一番高く、他の属性武器でもそれなりに蓄積値があります。
 ⇒どの部位を攻撃しても龍属性武器は他属性武器の1.1倍~2倍程度の蓄積値となります。
 ⇒アルバトリオンが龍属性時はどの属性武器を使用しても誤差の範囲と考えて良いでしょう。