quaメモ

ゲームについてのあんな事やこんな事

Ultima Onlineに少しだけログインしてみた


何となく動画を見ていたら関東裸会が表示されて(そんな人おる??)
そう言えば昔UOをプレイしてたときに裸族(ギルドタグRZK)っていうギルドがあったな~
 ↓
今のUOってどうってるんだろう?
 ↓
えっ!?今は無料のゲームになってるの!?
 ↓
昔のアカウントはまだ生きているのだろうか・・・
 ↓
試しにログインしてみたら入れた

というような流れで、十数年ぶりにUOをプレイしてみました。

今も色あせないMMOの金字塔

今は当時と同じクライアントとは別に、色々便利になっているSAクライアント(エンハンスドクライアント)というものがあるようですが、私は昔と同じものを使ってプレイしています。

操作も全て相変わらずで、良く言えば色々と細かい設定が充実していてやれることが多く、悪く言えばただただ手間な操作を強いられて何をして良いのかわからないゲーム・・・これがUOなのです。

昔と今のUOの違い

ざっくりと列挙すると、

  • プレイヤー人口が大幅に減った(シャードは同じ)
  • 人口減に伴い超好立地以外なら家は建て放題になった
  • ダンジョン内でのモンスターの奪い合いも無くなった
  • 過去のゴミアイテムが謎の高額プレミア化

こんな感じでしょうか。
今でもパブリッシュ(アプデ)は年に数回実施されているようで、その都度何らかの特別イベントだったりアイテム配布等があるようです。

昔を知っているとゴールデンタイムのブリ1銀前に誰も人が居ないのが寂しいところですが、今はヘイブン(町がリニューアルされてニューヘイブンという名前に変更されている)に人が集まることが多いらしく、平日の21時~24時や土日ならヘイブンに何人かプレイヤーキャラクターを見かけます。

ダンジョン内やボス沸きなどでプレイヤーキャラクターを見かけることは本当に稀で、仮に誰か居たとしても1人~2人が関の山という感じ。

なお、UOには昔ながらの課金ユーザーも存在していて、その差は

  • ハウジング関連のイベントは課金のみ
  • 船の機能を使うことが出来るのは課金のみ
  • 騎乗生物のバックパックを使えるのは課金のみ
  • ベンダー検索機能をフルに使えるのは課金のみ
  • 無課金の場合は倉庫は20個まで(狭すぎてほぼ使いものにならない)
  • 特定のマップに侵入出来るのは課金(追加パッケージ)のみ
  • 特定のアイテムを装備出来るのは課金(追加パッケージ)のみ

と、こんな感じで差別化されているようです。

運営サイドとして『無課金アカウントを大量作成され倉庫代わりにとして使用されると困る』といった感じのようで、そういった対策がされていました。
とは言え、複数アカウントを作ること自体は簡単に出来てしまう上にクライアントの同時起動も1PCで簡単に行えるので、アイテムが多い場合は2垢3垢と増やして管理するのは比較的容易だと思います。

当時未プレイだった人が今からプレイする価値はあるの?

おそらく、この内容はちょっと気になる人も居ると思うので、私の個人的な意見として言わせてもらうと「プレイする必要は無い」と思っています。

と言うのも、UOは当時のシステムと当時のアプデ頻度である程度長期プレイする人向けにダンジョンなりイベントなりが設定されているので、現在のように賑わっていない状態で続けるのは当時を知らないプレイヤーには到底モチベーション的に続けられない状況で、仮に2~3人で毎日同じ時間にプレイ出来る知り合いがいるならプレイすることを推奨はしないまでもダメだとは言いませんが、それにしてもスキル上げや資金を蓄えていくことが苦行になるでしょう。

基本的に明確な目的がないMMOというゲームをプレイする目的というのは、ゲームをプレイして自分のキャラクターを育成すること以上に、知らない他人との出会いだったり協力プレイにもウェイトが置かれる場合が殆どでそれが現状のUOでは実現しない、実現したとしても相手は昔からプレイしている何でも知ってるような古参しか居ない状態でコミュニケーションツールとしての役割を十二分に担えないゲームという位置付けです。

twitterや動画サイトで何か質問すれば何でも知ってる古参プレイヤーが親切に教えてくれるとは思いますが、同じ立ち位置でゲームをプレイすることに同じような感動を抱く他人には出会えないんですよね。

私が述べた上記の事柄について、それほど重視しないとか全然問題視しないということであれば、無料なのでMMOの元祖として今もサービスが提供されているこのUltima Onlineをプレイしてみるのも良いかもしれません。

最後に

巷ではスマホのゲームなんかが開始1年でサ終とか、1年どころか数カ月、数カ月どころかサービス開始を宣伝した直後にサ終というような出来事も聞き及んでいる中、90年代後半にサービス開始したゲームが今でも現役だというのが信じられないという思いです。

Diablo2にも同じことが言えますが、オフラインでもプレイ出来るDiablo2とオンライン専用のUOとではそのサービスの継続難易度は格段に差があるものであり、運営とプレイヤーの探求心や熱意がその原動力なのかなと感じています。

先に述べた通り、現役プレイヤー以外の新規プレイヤーが今からUOの領域へと踏み込みにはプレイヤー人口的にもスキル上げの手間的にも資金集めなども総合的に考えても相当敷居が高いのですが、これを知った上でも我こそは!と思う人はその扉を開けて踏み出してみてください。
インターネット黎明期に於けるMMOがどういうものだったのかを、知ることが出来る生き字引のゲームに出会えます。