quaメモ

ゲームについてのあんな事やこんな事

HELL DIVERS2のプレイ所感

SONYから発売されPlayStation 1stタイトルかと思いきや、Steamにも横展開されているHELL DIVERS2(以降HD2)についてLv40までプレイした所感などなど。


軌道上のデストロイヤーからみた青い惑星

ヘルダイバー2の見所

オンライン専用タイトル且つPvMということもあり4人同時プレイはお互いの協力が求められ、各々の装備構築や戦略支援を駆使したミッション遂行は他の同じジャンルのゲームの追随を許さないオリジナリティがあります。


プレイヤーの母艦となるデストロイヤーは命名が可能

プレイヤーが保有するデストロイヤー(宇宙戦艦)の強化素材としてスーパーレアサンプル(ゲーム内で拾える素材アイテム)を要求するあたり、このゲームの想定されている標準的な難易度はスイサイド以上なのかと思いますが、これが結構手応えのある難易度設定となっていて野良マルチでは相当手馴れているプレイヤーでなければ安定したクリアが難しい状態です。

というのも、FF(フレンドリーファイア)が標準仕様な上にプレイヤーが操作するヘルダイバーも超人的な特殊能力があるキャラクターでは無く普通の民間人が志願した兵士というような能力しか持ち合わせていないので脆く設定されており、少しの段差から落下するとダメージ、爆発するオブジェクトに触れてダメージ、味方が誤射してダメージと、生存を阻害する要素満載でミッションを進めていく事に相当注意を払う必要があるゲームデザインとなっているためです。

また、この手のゲームでは珍しくリロードの際はその時に使用されている銃のマガジン内に残っている弾薬を全て廃棄するというリアル仕様になっている(単発給弾するタイプの銃も少数存在)ので基本的には弾は撃ち切ってからリロードする(操作に余裕のあるときにリロードするということが弾の制約上出来ない)操作を要求されます。


宙域の両端から敵の勢力が徐々に地球に向かってくるのを防ぐ

操作するキャラクターは基本的には持っている頼りない装備と自分の足でマップ全域を回りミッションをこなしていく事になりますが、その中でもこのゲームの特色となっているのは戦術支援を使った観戦や艦載機による援護攻撃というものがあります。

これはミッション前に最大4つ任意で持ち込む事が可能で、

  1. デストロイヤーの砲塔による軌道攻撃
  2. 艦載機イーグルによる絨毯爆撃
  3. 自動砲塔の射出
  4. 特殊武器の射出

大きくはこのように分かれていてそれぞれに使用回数やクールタイムが設けられています。


戦略支援はアプデで追加され現在は40種類以上

戦術支援はミッション開始時にミッション内容に合わせたものを選んだり、味方が持ち込んでいない種類を選び補うような構成にするのも良いです。

あとがき

書いた通りTPS初心者にはあまりおすすめ出来ないタイトルではありますが、PvE協力プレイのゲームが好きな方は価格分は楽しめるゲームだと感じました。

パブリッシャーがSONYなのにPS専売とならずSteamでも販売されている経緯として、PvEシューターゲームが日本人にはあまり好まれない(日本では本数を売ることが難しい・海外ではPSとXBOXは日本のように大幅なシェア差は無い)上にゲームの難易度的にもPSユーザーよりもPCユーザー向けという判断なのだと思います。

実際、日本でのPS5販売本数はミドルプライス帯でAmazonでは4000円を切る価格で買い易いにもかかわらず初週は4000程度の売上本数でゲームの販売本数は初週が8割以上と言われていることを考えると、任天堂のゲームのようにジワ売れが見込めるタイトルでは無いのでPS5では良く見積もっても現時点での国内売上本数は1万本には届いてはいないでしょう。

しかし、世界規模で見ると当タイトルは発売後にSteamでのピーク接続数は45万人を突破する勢いで1カ月経過した現時点でも平均接続数は25万前後を推移しており、ゲームとしては大きな成功を収めています。

個人的な思いとして、国内の老舗メーカーがどうしてこういったタイトルを出せないのか不甲斐ないなと感じてしまいます。

現時点(3月下旬)では導入されている本タイトルのコンテンツは遊びつくされている(レベルやお金に相当する値、艦船の強化に必要なサンプルなどは発売当初からプレイしているユーザーはカンストしてしまっている)感があるのと、ゲームそのものが不安定だったりバグ対処やナーフ、バフ含めてのアップデートが頻繁で今後どう展開していくのか予想が付きませんが、PvEのゲームはユーザーが多ければ遊びの幅も広がるゲームジャンルだと思うので今後の動向も注視していきたいタイトルです。